AJU自立の家って何だ?

AJU自立の家って何だ?

AJU自立の家ミッション

AJU自立の家は、社会で最も弱い立場の人を絶対的に支える組織である。
その実践する価値観は、正しいか正しくないかという世間の常識やこれまでの前例によるものではない。常にニーズを基盤にして、より重い障害がある人の経験と知恵に基づき、社会的に最も弱い立場の人を支えることである。

それを実現するために、様々な当事者が参加できることを最も大切にする。
社会にあるバリア、組織的限界、個人的な壁を乗り越えるために、常に挑戦とスクラップ&ビルドを恐れない。

(社会福祉法人AJU自立の家「定款」より)

AJU自立の家の成り立ち

1973(昭和48)年、車いすの仲間(愛知県重度障害者の生活をよくする会)と愛の実行運動(AJU)が出会い、健常者も障害者も共に、誰もが住める福祉の街づくり運動に取り組んできました。

1984(昭和59)年、重度障害者の働く場づくりをめざして小規模作業所「わだち作業所」を開設。その後、寬仁親王殿下より「障害者の下宿屋」という御提言を戴き、企画の段階から法人設立、施設建設まで多岐にわたり御指導、御尽力を賜り、1990(平成2)年「AJU自立の家」がスタートしました。

「AJU自立の家」は重度障害者が市民と共に、地域社会の中で豊かな生活創造を実現するために、3つの機能、

  • 持てる機能を活かす場(わだちコンピュータハウス)
  • 暮らしの拠点としての場(福祉ホーム・サマリアハウス)
  • 地域社会、仲間との交流の場(デイセンター・サマリアハウス)

をまとめ、今までになかった全く新しい福祉の試みにチャレンジしています。最大の特徴は、施設の企画から運営に至るまで、障害者自身が中心になり進めていることにあります。

このように、「AJU自立の家」は障害者自身が福祉を受ける立場だけでなく、福祉を創るという積極的な取り組みの中から、たとえ寝たきりでも生きていてよかったといえる社会をめざし、名古屋の新しい福祉を担っていきます。

沿革

1973年9月愛知県重度障害者の生活をよくする会を結成
1975年3月AJU車いすセンター開設
1984年10月わだち作業所開設
1990年4月AJU自立の家開設(福祉ホームデイセンターわだちコンピュータハウス
1993年4月名古屋マック・ピートハウスAJU自立の家の傘下に
1993年10月自立支援事業開始
1997年4月小規模作業所 ピア名古屋 開設
1997年7月AJU自立生活情報センター 開設
2000年4月居宅介護支援事業所 ほかっと軒 開設
2002年4月障害者地域生活支援センター サポートJ 開設
2003年4月ヘルパーステーション マイライフ開設
2004年10月知的障害者通所授産施設 ピア名古屋開設
2006年3月ヘルパーステーション マイライフ西 開設
2008年9月ヘルパーステーション マイライフ刈谷 開設
2010年11月ヘルパーステーション マイライフ岩倉 開設
2015年4月小牧ワイナリー 開設
2021年8月AJUリカバリーセンター・フェロー 開設

AJU自立の家 事業系譜

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